「朝起きたら目元に青っぽいクマができていた…」
「目元のクマがどうしても取れない…」
なんてあなたは思っていませんか?
あると疲れて見えてしまう目の下のクマってどうしてできてしまうのでしょうか?
クマと一言で言っても、クマにはいくつかの種類があり、種類によってその原因も違ってきます。
今回は、黒クマ、青クマ、茶クマ、の3種類のクマについて、どうしてできてしまうのかを詳しく紹介します。
主な目の下にできるクマの種類
クマとは、目の周りにできる、不均一な肌色のことを言います。
クマには黒、青、茶、の3種類があります。
これらのクマは色によって原因が違います。
生まれながらにあるクマ、生活習慣で起こるクマ、加齢で起こるクマ、などがあります。
各クマがどのようなものなのか、そしてどのような原因があるのかを詳しく見ていってみましょう。
黒クマとは?
まず最初に紹介するのは黒クマです。
黒クマは主に目の下にできる段差が原因で起こるクマです。
老化が原因の場合もありますし、骨格が原因の場合もあります。
また生活習慣が原因で起こる場合もあります。
まずは目の周りの老化が原因の場合を紹介します。
目の周りがたるんで皮膚の表面が凸凹になったときにできる段差が原因でくぼんだところの影が黒く見えてしまうことによってできます。
目の周りのたるみの主な原因とされているのが眼窩脂肪突起です。
眼球の下には眼窩脂肪とよばれる脂肪があります。
この脂肪は眼輪筋という筋肉によって支えられています。
眼輪筋は目の下の部分にある筋肉です。
この筋肉が老化とともに低下をすると、目の下にある眼窩脂肪を支えられなくなってきます。
支えられなくなった眼窩脂肪は前に飛び出してきます。
脂肪が前に飛び出すと、目の下にぽこっと袋のようなものができます。
これが眼窩突起と呼ばれる目の下のたるみの原因のひとつです。
このように脂肪が飛び出したことによって目の下の皮膚に段差ができると、くぼんだ部分が黒く影ができたように見えます。
この影の部分が黒く見えることから黒クマと呼ばれています。
また、黒クマはもともと顔の彫りが深い人や骨格的にできやすい人もいます。
そして、生活習慣が原因で、目の下が腫れて、黒クマになることもあります。
目の下のエリアは寝不足や不規則な生活が原因で腫れることがあります。
目の下は水分や毒素が溜まりやすい場所なんです。
不規則な生活から水分や毒素が溜まり目の下が腫れると、目の下の皮膚に段差ができて、黒い影になって見えることがあります。
青クマとは?
青クマとは、目の周りの静脈が透けて青く見えるタイプのクマです。
年齢関係なしに多くの人に起こりやすいクマです。
主に睡眠不足、疲労、ストレス、など生活習慣が原因で出やすいクマなんです。
全身の皮膚の中でも特に薄い目の周りの皮膚は、血管が透けやすく、血流不足が起こるとすぐに表に現れる部分なんです。
色白の人は肌の色が透けていて青クマができやすいと言われています。
また様々な理由で目の周りの血行が悪くなっている場合にも青クマが起こります。
まず、青クマができやすいとされているのが睡眠不足によるものです。
寝不足の次の日は顔色が悪くなって疲れた印象の見た目になりますよね。
それは寝不足のために血流が悪くなっていて、肌色が白く見えて、目の下の血管が透けて青く見えるからなんです。
最近では携帯やパソコンを多用している人が多く、眼球疲労から目の周りの血流が悪くなり、青クマの原因になってしまうこともあります。
目が疲れると、目の周りの筋肉がこります。
肩などと同じで、筋肉がこると血流が悪くなってしまうのです。
ストレスは万病の元と言われていますよね。
ストレスが多いと寝不足、睡眠の質の低下、などの原因になりやすく、結果的に青クマの原因になってしまうのです。
また、青クマに似ていて目の下が赤くなる赤クマと呼ばれているクマもあります。
青クマは血管の中の静脈が目立つ症状ですが、赤クマは動脈が目立つために、目の下の部分が赤く見えます。
青クマ同様睡眠不足、疲労、ストレス、などが原因で起こります。
また、青クマと赤クマが混ざって紫っぽくクマになることもあります。
茶クマとは?
茶クマとは目の周りの皮膚の色味が他の部分の肌よりも濃くなっている状態のことを言います。
生まれながらに目の周りの色素が濃い人もいますし、メイクや目のこすりすぎで徐々に目の周りの色素が濃くなっていく場合もあります。
また、紫外線の影響により目の周りの皮膚が濃くなることもあります。
色黒の人は生まれながらに目の周りの色素が濃いことがあります。
例えばインド人や黒人の人は目の周りの皮膚が生まれながらに濃いです。
日本人でも色黒の人には同じように目の周りの色が濃くなることがあります。
摩擦による色素沈着は、目をこすり過ぎることで目の周りに色素沈着を起こしてしまいます。
アイメイクやメイク落としを激しくしてしまうことや、アレルギーなどで目をこすってしまうことが多い方は茶クマを起こしやすいです。
そして、目の周りの紫外線対策を怠ることで、目の周りの皮膚の色素細胞が活発になり、目の周りの色が濃くなる場合があるのです。
日焼け止めは意外ときちんとぬれていない人が多いのです。
目の周りまでしっかりと紫外線対策をしないと、目の周りの色素が徐々に濃くなってしまうのです。
紫外線の影響は紫外線を受けてから数十年後なので、10代のときに受けた紫外線の影響が出だすのは30代以降なのです。
まとめ
今回は目にできるクマの種類と原因について紹介しました。
目のたるみ、骨格、生活習慣、が原因でできるのは黒クマというクマです。
このクマは目の下の部分に段差があることで影の部分が黒く見えることで黒クマと呼ばれています。
次に紹介したのは青クマです。
青クマは睡眠不足、血行不良、疲れ、ストレス、などが原因で目の下が青、紫、赤、などの色に見えることをいいます。
青クマ、また赤クマ、とも言われています。
最後に紹介したのは茶クマです。
茶クマは目の周りの色素の色が濃くなることで起こります。
もともと茶グマがある人もいますし、摩擦による刺激や紫外線が原因によることもあります。
このようにクマといってもいくつかの種類があり、原因も色々とあります。
クマがイコール睡眠不足ではないんです。
クマに悩んでいる人は、まず自分のクマがどれなのか?を見分けることで、原因を見つけてクマ改善につなげることができます。
自分のクマは何色なのか?をよく見分けてみてくださいね。